理論的には完璧にも思えるアイレーシックですが、
■カスタムビューのレーザー照射設定における問題
■イントラレーザーの使用に伴う術後のフラップの癒着
などについて、術者の経験や技術に依存する部分が数多く残されています。
また、手術室の環境、などによっても影響が出てきます。
カスタムビューのレーザー照射設定における問題
カスタムビューレーシックは、個人の角膜形状に合わせたレーザー照射が特徴ですが、それはあくまで万人向けに用意されたパターンから、最も適合するものを選択しているに過ぎません。
パターン通りの照射では、照射の中心点が瞳孔の中心に合わせられ、視軸(視線の中心点)との差異により、不正乱視などが発生するケースがあります。また、照射径、照射出力の微細な設定が出来ないため、角膜の厚みがある程度必要、夜間にハロ・グレアなどが発生しやすい、という問題がありました。
ARTプログラムを使用したマニュアル制御によるレーザー照射
カスタムビューに使用される、VISX STAR S4 IRには、「ARTプログラム」と呼ばれる機能が搭載されており、当院ではその機能を利用することで、カスタムビューにおける問題を解決しています。
このプログラムでは、照射の中心点やレーザー出力を手動で設定できるほか、照射径を0.65mm〜6.5mmの範囲において、最小100ミクロン(0.1mm)刻みで変更することができます。
従来のカスタムビューレーシックに比べ、角膜のなめらかさが大きく向上する他、角膜を削る深さも最低限で済むため、これまで角膜の厚みが足りず、アイレーシックを受けられなかった方への対応も可能となっております。
ARTカスタムビューには、事前の精密な検査や準備が欠かせません。患者様お一人お一人にじっくりと関われる当院だからこそ行える治療です。

イントラレーザーの使用に伴う術後のフラップの癒着への対応
イントラレーザーで作るフラップは極めて素晴らしい精度を持っていますが、日本人のような黄色人種では欧米人に比べてはるかに角膜の混濁や炎症、それに伴うフラップの癒着が起こりやすいという問題があります。
フラップの癒着が起こると、その後の追加矯正や合併症などへの対処が非常に難しくなります。
この問題に対しては、術中、術後の小まめな洗浄・点眼を繰り返し、癒着の発生を未然に防ぐ、という対処法を取ります。
また、当院は追加矯正を積極的に行っており、その際にフラップが癒着していると、思うような手術が行えないため、細心の注意を払ったフラップの作成を行っております。
患者様とじっくり向き合う治療
当院のアイレーシックには、事前の綿密な検査が欠かせません。
それだけではなく、患者様に本当に満足して頂けるように、今現在の目の状態、ご希望の視力、不安や疑問点などについて、
丁寧な診察を、時間をかけて行ってまいります。
徹底した手術環境の管理
レーシックの手術室はクリーンで綺麗なことは勿論ですが、温度と湿度の管理が非常に重要です。
レーシックに使用されるレーザーは、エネルギー効率が温度や湿度に大きく影響を受けるため、 結果として、手術後の視力の質に影響を及ぼしてしまいます。このため必要の無い水分は排除する必要があり、 当院の手術室では、最も最適な「温度20℃、湿度40%」の環境を、季節に関係なく徹底して保っています。
特にアイレーシックは、高い精度での結果が要求されますので、こうした徹底した手術室環境の管理は欠かせない条件となります。
血液検査によるメタボリックシンドローム等の把握
当院では、術前に血液検査を行うことで、メタボリックシンドローム、高脂血症、多血症などの状態を把握するようにしています。
このような症状をお持ちの方は、一般の方に比べて傷の治りが遅くなる傾向があり、点眼や照射プログ ラムの調整など、術中、術後のケアが必要となるためです。また、血液検査には、院内感染を防止するという意味もあります。
これも患者様の安全を守る上では非常に大切なことと考えております。
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